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布団のダニはバルサンで駆除できる?退治方法をご紹介!

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自宅用の殺虫商品として一般に普及し、数多くの人に頼られているバルサン

ゴキブリなどの害虫と同じく、ダニ退治用のアイテムとしても有名です。

でも、バルサンで「布団のダニ」を退治出来るという話は、意外と耳に入ってこないのではないでしょうか。

そこで、当記事では「バルサンは布団のダニ駆除に利用できるのか」をいう疑問について徹底調査!

ダニの駆除条件や、おすすめの布団のダニ退治方法も解説します。ぜひ、当記事をご覧ください。

布団のダニはバルサンで退治できない!なぜ?

結論から言えば、バルサンでは布団のダニを退治することはできません。

殺虫以前に、布団など寝具への使用が禁止されているためです。

バルサンの霧には、以下2つの特徴があります。

  • 弱い皮膚刺激性があるため、肌に直接触れるものには使用できない
  • 浸透性がないため、布団などの分厚いものには効果が薄い

つまり、直接肌に触れる布団への使用は不可であり、浸透性の無いので布団の繊維の奥に隠れたダニに効果がありません。

また、バルサンの公式ホームページにも、以下のような記述が載せられています。

ダニは乾燥に弱いので、寝具のダニ駆除には天日干しや布団乾燥機のご利用をおすすめします。

バルサン公式ホームページ|よくある質問Q7

以上のことから、バルサンは布団のダニ退治には効果がなく、そもそも布団への使用自体が禁止されているのです。

では、バルサンはどこのダニに対応しているのでしょうか?

バルサンはどこのダニ退治に対応しているの?

バルサンがダニ退治に使えるのは、畳やカーペットなどの表面や隙間に潜んでいるダニに対してです。

カーペットの表面に住んでいるダニ、燻煙が届く畳などの隙間に入るダニなどが対象となります。

もちろん、クローゼットの奥や棚の裏側の虫にも効果てきめんです。

布団や衣類など、肌に直接触れる製品以外の部屋のダニ退治に使用しましょう。

バルサンを炊く場合は、以下の事前準備を行います。

  • 害虫が隠れる戸棚・引き出し・押し入れなどを開放する
  • 布団などの寝具・衣類・食品・食器・おもちゃなど人体に直接触れるようなものは新聞紙やビニールシートを被せる、または部屋の外に出す

その後「通常のバルサン」「水ではじめるタイプ」「ノンスモーク霧タイプ」など、バルサン製品のタイプごとに決められた方法で噴霧を行ってください。

「じゃあ、布団のダニはどうやって退治するのが良いの」という方のために、以下で方法を解説していきます。

布団のダニを退治するおすすめの方法!

布団のダニを退治には、以下2つの方法で対応しましょう。

  • 乾燥機やダニ取りシートを利用し自力で行う
  • 布団クリーニング業者を利用する

ダニを適切に退治するためには、ダニの死滅条件を満たしたり、ダニが繁殖しない環境作り&維持したりが不可欠です。

ダニ駆除&ダニ防止の方法を、以下で解説していきます。

ダニを自力で退治!ダニ対策の3ステップ!

業者などを利用せず自力でダニを退治する場合、まずは以下のダニの死滅条件や苦手な環境を知っておくことが大切です。

  • ダニは50℃の熱を20~30分、60℃以上の熱を短時間浴びせれば死滅する
  • ダニは湿度65%以上の環境を好み、乾燥した環境を嫌う
  • ダニの餌は人間のフケや皮脂、髪の毛などの有機物

つまりダニは高温・乾燥・餌なしの状況を作り出せば死滅&繁殖しないことになります。

順番的には生きているダニを死滅させ布団を乾燥させる、ダニの死骸やフン(ダニアレルゲン)と取り除く、清潔な布団を維持するの順番となります。

ダニ駆除の自力対策①:ダニを死滅させる・除去する

ダニを駆除するためには、乾燥機を使用し布団を高温・乾燥状態にするか、ダニ取りシートを利用する方法があります。

ダニの死滅の効果は、ダニ被害を抑えるだけではありません。

繊維の奥にいるダニや生きているダニは駆除が難しいため、まずは殺してしまわないと除去自体が難しくなります。

アース製薬の研究所で行われた実験によると、生きているダニは布団の繊維にしがみついたり奥に逃げ込んだりすることで、掃除機の吸引にほとんどの個体が耐えたという結果が出ました。

よってダニを完全に取り除くためには、まずはダニを死滅させる必要があります。

乾燥機の熱でダニを死滅させる(50℃以上)

布団の乾燥機は、布団を乾燥させるために50℃以上の熱を加えます。

50℃以上の高温と布団の乾燥を同時に行えるため、乾燥機の利用はダニを死滅させるには非常に効率的な方法なのです。

自力でダニを熱で死滅させる場合は、コインランドリーの乾燥機か家庭用の布団乾燥機を利用しましょう。

どちらも布団の繊維の奥まで熱が届き、奥に潜んでいるダニを確実に死滅させられます。

メモ

家庭での「天日干し」も効果的のように思われますが、実は天日干しではダニが死滅する50℃に達しません。(8月の真夏日でも達しない)

あくまで天日干しは布団を乾燥させる「ダニ予防」の対策となります。

ダニ取りシートを使う

生きたダニの駆除は、市販のダニ取りシートを利用するのも手です。

乾燥機と比べて優れているのは、ダニの気になる場所に置くだけでダニを一網打尽にできる点。

置くだけでいいので、忙しい方でも利用しやすいです。

特にダニが集まりやすい頭部などに設置しましょう。

ただし、効果の即効性や確実性では、乾燥機の方が優れています。

ダニ駆除の自宅対策②ダニアレルゲン(ダニの死骸やフン)を掃除機で吸い込む

ダニを死滅・駆除した後は、掃除機などでダニの死骸を除去しましょう。

ダニの死骸もフンと同じく、ダニアレルギーの原因となるダニアレルゲンとなります。

つまり、死滅させただけではダニ対策としては完璧ではないのです。

方法は簡単で、家庭にある掃除機でダニの死骸を吸い込むだけで十分です。

ダニを死滅させた布団に掃除機をかけ、死骸などのアレルゲンやゴミを吸い取りましょう。

フケや皮脂、髪の毛の影響でダニが集まりやすい頭部付近を中心にかけるのがコツです。

ダニ駆除の自宅対策③:防ダニ対策(天日干しや掃除機を定期的に)

ダニの死滅・駆除、ダニの死骸の除去を行い布団を清潔にした後は、布団にダニが繁殖しないような状態を維持しましょう。

具体的には、定期的に布団のゴミを除去と乾燥(除湿)を実施します。

方法は以下の通り。

  • 天日干し
  • 寝室の除湿
  • 乾燥機にかける
  • 布団を掃除機にかける

上記のように、定期的な作業で布団の乾燥や清潔を保ち、常にダニが増えない状況を作り出しましょう。

しかし、ダニの死滅から防ダニ対策にはどうしても手間がかかり、少しでもサボってしまうと再びダニが発生してしまう危険性もあります。

より確実にダニを除去したいのであれば、布団クリーニング業者に布団の洗浄を依頼するのも良い方法です。

布団クリーニング業者を利用する

上記のように自力でダニ退治対策も可能ですが、業者への布団クリーニングの依頼もおすすめです。

プロへの布団洗浄依頼は、より確実で安心のダニ対策へと繋がります。

布団クリーニングでは現在、大量の水による「布団丸洗い」が主流であり、繊維の奥のダニまですべて洗い流してくれます。

その後は専用の乾燥機や専用の乾燥室によって、長時間の布団乾燥により布団の湿気を除去。

このようにダニ対策で大切となるダニの死滅と除去、そして乾燥を高品質で行ってくれます。

業者によっては布団クリーニングのオプションとして「防ダニ加工」を請け負っており、洗浄後のダニ繁殖防止対策も万全です。

また、現在は多くの「宅配型布団クリーニング」の業者が多くがあり、自宅に居ながら予約・布団の発送・クリーニング後の布団受け取りが可能。

店舗へ運んだり、自力で洗浄したりする手間暇がかかりません。

このように、布団クリーニングの業者にクリーニングを依頼するのは、ダニ駆除の観点からも非常におすすめの方法となります。

ダニ駆除には布団クリーニングの利用が1番おすすめ!

バルサンでダニが除去できるかどうか? について解説しました。

当記事の重要な点は以下の通りです。

バルサンでは布団のダニを除去できない

ダニ退治は高温・乾燥(除湿)・ダニの餌除去が重要

ダニ対策のポイントはダニの死滅・死骸の除去・繁殖防止

上記を踏まえ、布団クリーニングが利用が1番のおすすめ

自力でのダニ対策も効果的ですが、より確実なダニ退治のためには布団クリーニングが1番良い方法となります。

布団のダニ退治をお考えの方は、布団クリーニングの利用を考えてみてはいかがでしょうか?

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