こたつ布団を長持ちさせるには、正しい頻度で手入れを行うことがとても大事です!
今回は、こたつ布団をきれいにキープするお手入れ方法や、お店にクリーニングに出す頻度や料金相場、クリーニングにかかる日数などをご紹介していきます!
こたつ布団をクリーニングするべき頻度は?
こたつ布団のクリーニングは、コタツを仕舞う春の時期に最低年1回はおこないましょう。
こたつでは食事をする機会も多く、うたた寝することもあり、食べこぼしや飲み物をこぼしてしまったり、寝汗やよだれで汚れがち。
これらの汚れはダニの好む餌になりますし、常に暖められて高温多湿状態になり、ダニが繁殖する絶好の環境になります。
さらに注意すべきは、ペットのオシッコ。
猫や犬は、一度オシッコをしてニオイがついた場所に、さらにオシッコをする習性があります。
何度もオシッコをされてしまうと、シミと悪臭でこたつ布団を捨てるしかなくなってしまうんですよね。
ペットのオシッコをされたら、速やかにクリーニングをおこなう必要があります。
こたつ布団を長持ちさせる、普段のお手入れ方法は?
普段からケアしておけば、大切なこたつ布団を長く使うことができます。
ケア方法①:ペットにオシッコされたら即クリーニング
ペットのオシッコ臭は、普通に洗濯しても落ちません。
そこで、プロのクリーニング店に出したいところですが、「オシッコつきのコタツ布団」を引き受けてくれるクリーニング店自体が少ないんですね。
実は、衛生的な観点から、ペットの排泄物で汚れた洗濯物を扱うには「他の洗濯物と隔離する施設」「消毒施設」の設置が義務付けられています。(クリーニング業法の第3条第3項第5号)
ペットのオシッコ以外にも、嘔吐物や人間の排泄物もこの法律に該当します。
ペットを飼っているご家庭では、コタツ布団にオシッコをされたときに備えて、対応してくれるクリーニング店を見つけておきましょう。
例えば、高知県の宅配クリーニング「しももとクリーニング」などは、ペットのオシッコ対応OKです。
公式サイトの「洗えるふとん」の欄に「ペットの毛やおしっこのついた品物」の記載がありました。
ケア方法②:天日干しで湿気対策
寝汗や人体から出る水分、加湿器の水分などを吸って湿気を溜めやすいコタツ布団は、天気の良い日に天日干しで乾かしましょう。
直接干すと、こたつ布団が劣化するため、カバーをつけたまま干すのがポイント。
空中に舞うホコリ状のものは、実は中綿の繊維が飛び出しているだけなんですね。
あくまで湿気を取るためと割りきって、コタツ布団を干すと良いでしょう。
ケア方法③:布団乾燥機と掃除機でダニ対策
ダニが繁殖しやすいコタツ布団は、掃除機と布団乾燥機で対策しましょう。
ダニは高温に弱く、50度以上に熱を加えると死滅します。
ただし、一般の布団乾燥機のダニ対策モードを使ってもダニは布団の反対側に逃げていくため、決定打を与えられないんですね。
例えば、三菱電機のフトンクリニックという機種には、こたつ布団を包み込むようにセットできる専用マット「ヒートパンチマット」があります。
ダニが死滅したあとのコタツ布団は、掃除機でダニの死骸や糞を掃除しましょう。
一般的な掃除機で布団の掃除をしようとすると吸い付いてしまいますが、布団掃除アタッチメントなどをつけることで吸い付かずに布団掃除ができます。
レイコップなどの、布団専用の掃除機を使うのも良いでしょう。
家でクリーニングは出来るの?
こたつ布団のカバーや、中掛け毛布、コタツ敷布団などは比較的薄いため、家庭の洗濯機やコインランドリーでの洗濯は問題ないでしょう。
洗濯するにあたっては、洗濯表示タグをよく確認するようにしてください。
ただし厚くて大きいコタツ掛け布団は、家庭用洗濯機では満足に洗えませんし、お風呂場を使って踏み洗いする場合でも水の入れ替えや、干すときに水を吸って重くなったコタツ布団を運ぶのも大変です。
例外はペットのオシッコで汚れた場合です。
コインランドリーでこっそり洗うのは絶対やめ、対応可能なクリーニング店に依頼しましょう。
こたつ布団の保管方法は?
こたつ布団を押入れの中で保管する際は、湿度や害虫などに気を付けましょう!
気を付けるポイント①:クリーニング後、圧縮袋で省スペース保管
コタツを仕舞う時期になったら、コタツ布団をクリーニングに出しましょう。
そのまま仕舞うと、コタツ布団内部の汚れやダニ、雑菌が繁殖して、次のシーズンに使えなくなるケースがあります。
ふとん圧縮袋と掃除機を使って圧縮すれば、場所を取らずにコタツ布団を保管できます。
布団圧縮袋は100円均一ショップでも売られています。
気を付けるポイント②:圧縮袋にも防虫剤は有効
コタツ布団の保管時にはダニ退治と同時に、虫食い(カツオブシムシ、イガ、コイガなどの虫)対策をしておきましょう。
押入れに仕舞う場合は、防虫剤を設置します。
防虫剤の効果は上から下に流れるため、押入れの上部に防虫剤を設置すると良いでしょう。
ただし、2種類以上の防虫剤を併用すると化学反応により防虫剤が溶けてしまうことがあります。
なお、圧縮袋内に防虫剤を入れるのも有効です。万が一圧縮袋に空気が入り込んでしまった場合を考えて、袋内にも防虫剤を入れておくと良いでしょう。
ただし、ダニは本当の意味の真空でも普通に生存でき、圧縮袋程度ではビクともしません。
保管前に、布団乾燥機等を使ったダニ対策をおこなっておきましょう。
クリーニングに出した際は防ダニ加工オプションをつけると保管力アップ
クリーニングの防ダニ加工オプションは、人体への安全を考慮した薬剤によりダニを遠ざける忌避効果と、増殖抑制効果でダニの繁殖を防ぎます。
こたつ布団のクリーニングにかかる料金相場はどれぐらい?
クリーニング店の料金メニューを調査したところ、コタツ掛け布団と敷布団と別々にしている所、上下セットのメニューで値段を安く設定している所がありました。
クリーニング店によっては、布団素材を綿・化繊のみに限定しているところもあります。
※以下の料金は、リネット、ノムラクリーニング、ベルメゾン、LACLEAN、モンファインクリーニング、しももとクリーニングほかを対象に調査しました。
種類 | 料金 |
コタツ掛け布団 | 1,800円~3,000円 |
コタツ敷き布団 | 1,800円~3,000円 |
コタツ布団上下 | 3,000円~9,310円 |
意外な落とし穴?こたつ布団をクリーニングに出す際の注意点
コタツ布団の丸洗いは、衣服のクリーニングと比べると縮みやすいです。
特に、羊毛のコタツ敷布団を初めて水洗いする場合、他の中綿素材に比べて、特に縮みやすいです。
敷布団が縮むと、もとの正方形から形が崩れるため目立つんですね。
羊毛のコタツ敷布団は、縮むことを前提に丸洗いしましょう。
こたつ布団をクリーニングに出した際にかかる日数は?
10日~60日。
一般の衣服に比べると、コタツ布団はサイズが大きく、繁忙期には待ち時間が長くなるケースがあります。
例えば、シーズン初めにクリーニングに出して戻ってくるのが2ヶ月後だと、一番寒くて困る時期にコタツ布団がない、ということにもなりかねません。
クリーニング後にすぐ使いたい場合は、コタツ布団のクリーニングに出す際に、かならず納期(仕上がり日)を確認しましょう。
クリーニング後の注意点
仕上がりに問題がないか確認しておきましょう!
クリーニングから戻ってきたら、色落ちや破れなどがないか確認しましょう。
特に古めのコタツ布団は、丸洗いを想定していないため、色落ちすることがあります。
お店によっては再仕上げをおこなってくれる場合もあり。
クリーニング前に、スマホで写メを撮っておくと、仕上がり前後を比較しやすいです。
最近は宅配クリーニングがおすすめ!
さらに最近はふとんの宅配クリーニング専門店も増えて来ています。
重い布団を持ち運びしなくても良い点や、時間の融通がきく点が人気で、都市部や若い方を中心に利用者が広まっています。
ポイント
- 重い布団を持ち運ばなくても、自宅で布団の発送・布団の受け取りが可能
- 価格面でも専門店なので、割安でクリーニング可能!
- 専用の集荷袋によって複数枚の布団が一度に送れる
- アレルギー対策など、自分にあったサービスのお店が選べる
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