着物・浴衣 衣類クリーニング

着物・浴衣におすすめの宅配クリーニング店は?料金相場を徹底比較!

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和服を日常的に着ることが無くなった現代で着物や浴衣を着る機会といえば、結婚式や二次会といったお呼ばれ、七五三や成人式等お祝い事、夏祭りと大事なイベントがほとんどだと思います。

大事な場面で着る服だから、長持ちさせるためにも手入れやクリーニングは欠かせませんよね!

今回は、そんな「着物・浴衣クリーニング」を提供しているおすすめの宅配クリーニング店と料金相場を紹介していきたいと思います。

中々洗う機会のない着物・浴衣のクリーニング事情や料金相場、格安でクリーニング出来るお店から、正しい保管方法方法など日常に役立つ情報もまとめていくので、是非参考にしてみてくださいね!

着物クリーニングの正しい頻度は?

すぐに着物クリーニングのおすすめ店を確認したい方はこちら

着物にクリーニングが必要なタイミングは、着用頻度によって大きく異なります。

・日常的に着ている=1年に1回or汚れがついたら

・イベント時のみ着る=保管前

どちらの場合も着用後は数日ほど陰干しを行い、着物の湿気を除きつつシミなどの汚れが無いかチェックしましょう。

着物のシミは数日経ってから出てくるものもあるので要注意です!

湿気を取り除き、目立った汚れもなくその後も着る予定があるならそのまま保管へ。

正しい着物の保管方法をチェックする

シミ等の汚れがあったり、しばらく着る予定がなく長期保管を考えているなら一度クリーニングに出すのが最適です。

とはいえ着物は頻繁に洗ってしまうと生地が傷んでしまう繊細な衣類。

着る頻度の高いお着物であれば年に1度ほどのクリーニングが望ましいので、頻繫に出したりせず日頃のケアを心掛けるようにしてくださいね。

着物クリーニングの種類

要チェック!着物の洗い方は業者によって違いアリ!

クリーニング店に出された着物は、業者によって3種類の洗い方で洗われます。

洗い方

・洗い張り

・丸洗い(ドライクリーニング)

・丸洗い(ウェットクリーニング)

呉服店など”着物特化”したお店による「洗い張り」

「洗い張り」とは仕立てられている着物の縫製をほどいて反物状態に戻し、着物全体の汚れを落とすクリーニング方法です。

※参考:だるまや京染本店

クリーニング後仕立て直さなければならないことから着物の縫製に関する深い知識が求められ、当然仕立て代もかかるため通常のクリーニング代より割高となります。

そのため呉服店など着物専門店でのみ取り扱われている洗い方となります。

しかしその分仕上がりは格別。

汚れが隅々までさっぱり落ちるのはもちろんのこと、長年来ていた事でモタついていてしまったお着物などはハリのある状態に蘇ります。

長く着物を楽しみたい方や、親から子へ、子から孫へと着物を受け継ぐ際などにも重宝されている洗い方です。

一般的な「丸洗い(ドライクリーニング)」

多くのクリーニング店で見られる着物の洗い方が、石油系の溶剤を使ったドライクリーニングによる「丸洗い」です。

細かい手順やクリーニングの内容は業者によって異なりますが、基本的には着物専用のドラム式洗濯機械と石油系溶剤によって洗い上げ、自然乾燥と手作業によって仕上げられます。

洗い張りほど汚れが落ちる訳ではありませんが、その分安価で洗いにかかる時間も短いため、あまり着ていない、イベント用のお着物のお手入れなどに向いている洗い方となっています。

上質な技術が求められる「丸洗い(ウェットクリーニング)」

絹が使われていることが多い着物は安易に水洗いすることが出来ないため、多くの場合石油系溶剤を使ったドライクリーニングが主流な洗い方となります。

しかしクリーニング店の中には専門的な知識と技術、手間をかけてあえて”水洗い”を行ってくれる業者が存在するんです。

ドライクリーニングはいわゆる「油」を使ったクリーニングなので、どうしても落とせない種類の汚れが出てきます。

得意、不得意

例えば汗が染み込んだことによる「シミ」や食事中についてしまったコーヒーやジュースなどによる「水溶性の汚れ」。

これらの汚れは丸洗い(ドライクリーニング)に出すだけでは落としきれない事がほとんど!

しかし丸洗い(ウェットクリーニング)が可能なお店であれば、水溶性の汚れはもちろん場合によってドライクリーニングを組み合わせて洗ってくれるので最も良い仕上がりになるよう作業してくれます。

丸洗い(ドライクリーニング)だけのお店より少し割高となりますが、汚れをしっかり落とせるので確実に着物の寿命が伸びますよ!

着物を長く保たせたいならこの洗い方がオススメです!!

汗が染み込んだまま保管した着物はどうなる?

汗がたくさん染み込んでいるのに汗抜きをせず、満足に汚れを落とさず放置してしまった着物は「久しぶりに出してみたら保管当時には見られなかったシミが!」といった状態になってしまう恐れがあります。

※参考:着物クリーニング専門「きもの辻」

絹は塩分にとても弱いため、汗が付いたまま放っておくと黄色く変色し、どんどん生地も劣化していってしまためです。

着物は肌襦袢や伊達締めなど重ね着するので、ただでさえ汗をかきやすい衣類。

着ている時汗をかいたな、と感じたなら、ウェットクリーニングに出すか保管前にしっかり「汗抜き」加工をするようにしてくださいね。

着物の帯にクリーニングって必要?

帯は着物以上に「クリーニングを必要としない」アイテムです。

一緒に着た着物の方をクリーニングに出したとしても、「帯はクリーニングに出したことが無い」という方も多いんだとか。

帯は目に見える汚れがついてしまった場合のみクリーニングに出すようにしましょう。

ただしクリーニングに出す場合、帯の汚れはただの「丸洗い(ドライクリーニング)」では落ち切らない可能性が高いです。

必ず「染み抜き」等のオプションメニューを活用するようにしてくださいね。

着物のクリーニング料金と相場について

それでは着物をクリーニングに出すとどれくらいの料金がかかるのか、相場と格安でクリーニング出来るお店を確認していきましょう。

洗い方別に、大手クリーニング店・専門店・宅配クリーニング店など調べてまとめてみました。

洗い張りの料金

(※解き代・端縫い代・裏地料金込みの場合)

店名振袖留袖袷(あわせ)・単衣襦袢訪問着宅配サービス送料
きもの辻31,680円~36,960円~23,760円~16,830円~
23,760円~18,700円~無料
だるまや京染本店16,000円~20,000円~10,000円~8,000円~12,000円~ー(非推奨)1,000~2,000円

【横スクロール可能】
種類ごとの料金が見れます。

洗い張りは着物の縫製をほどいてから洗うため、解き代や端縫い代といった料金もかかり丸洗いと比べるとかなり割高となります。

実際はこの料金から反物を着物に仕立てるための「仕立て代」がかかってくる事も忘れてはいけません。

仕立だ代込みの洗い張りの相場料金としては最低でも4万円~といったところでしょうか。

汚れを落とす目的より、仕立て直しのついでに、といった用途に使うほうが正しいかもしれませんね。

仕立て代はそれぞれ以下の通りです。

・きもの辻=+20,000円~

・だるまや京染本店=+20,000円~50,000円

丸洗いの料金

洗い方店名振袖留袖袷(あわせ)・単衣訪問着襦袢汗抜き加工宅配サービス送料
ドライクリーニング白洋舎11,000円~9,000円~9,500円~4,000円~4,500円~〇(追加料金)1,600円~
ホワイト急便9,800円~7,100円~6,000円~800円~1,600円~×
リナビス15,000円(追加+9,900円)3,300円5,500円4,400円無料
リネット13,400円13,400円9,960円13,400円5,750円6,770円無料(3,000円以上)
アライバ3,980円2,900円自己負担
きものtotonoe7,200円7,200円7,200円7,200円4,200円3,700円~2,100円行きのみ負担
ウェットクリーニングキレイナ15,000円15,000円9,000円9,000円3,000円3,000円不要無料(12,000円以上)
クレアン14,000円12,000円9,000円~10,000円5,000円8,000円不要無料(12,000円以上)
DEA(デア)9,000円~9,000円~9,500円7,500円4,500円3,000円~不要無料(12,000円以上)

【横スクロール可能】
種類ごとの料金が見れます。

やはり単純に金額で比較するとドライクリーニングを行っているお店の方が安いことが分かりますね。振袖のクリーニング料金の相場としては、ドライクリーニングで11,000円、ウェットクリーニングで14,000円ぐらいでした。

なお汗による黄ばみ・シミを防止するための「汗抜き加工」をお願いするとドライクリーニングのお店でも値段がかなり高くなります。

ウェットクリーニングであれば水溶性の汚れである汗はサッパリ落とせるため、「汗抜き加工」を付ける必要が無くなり、結果的にウェットクリーニングのお店の方が安くなることも。

着物着用時に汗をかいた、と感じたら「ウェットクリーニング」、そんなに汚れてないと感じたら「ドライクリーニング」を選ぶのがオススメです!

ドライクリーニングのお店を確認する

ウェットクリーニングのお店を確認する

着物クリーニングにおすすめの宅配クリーニング

ここからは上記した着物の洗い方別に当サイトおすすめの着物のクリーニング店をご紹介していきます。

お店選びで重視したのは以下のポイント!

重視したポイント

  • 料金の安さ
  • 着物の知識(専門性)があるか
  • 洗いの工程やBefore、Afterの写真が公開されているか
  • 利用しやすいか(全国対応しているか)

※タップするとそれぞれのお店の詳細へページ内ジャンプします。

洗い張りなら「だるまや京染本店」

だるまや京染本店

だるまや京染本店は江戸時代末期から続く”きもの職人”による仕立て・洗いの専門店です。

※(感謝祭料金)

  洗い張り 仕立て込み
振袖 16,000円
(8,000円)
64,000円
(48,000円)
留袖 20,000円
(10,000円)
70,000円
(52,000円)
小紋 10,000円
(5,000円)
35,000円
(25,000円)
訪問着 12,000円
(6,000円)
40,000円
(28,000円)
無地・紬 12,000円
(6,000円)
38,000円
(26,000円)
襦袢 8,000円
(4,000円)
29,000円
(22,000円)
送料 1,000円~2,000円 1,000円~2,000円

だるまや京染本店の特徴

  • 江戸時代から続く着物特化の専門店だから安心!
  • 一反一反手仕事で洗ってくれる
  • 作業の工程が写真・動画で分かりやすく公開されている
  • 感謝祭のタイミング・初めての利用なら料金が最大50%OFF!

洗い張りは着物を反物状態に戻すため、高度な技術と知識、経験が求められます。

だるまや京染本店は江戸時代から6代続く呉服店、老舗ならではの技術力の高さは折り紙つきですし、その工程を写真・動画で分かりやすく公開してくれているため安心して任せることが出来ますよ。

加えてだるまや京染本店は、初回利用時と感謝祭のタイミングであれば通常料金より最大50%OFFとお得なサービスも満載!

洗い張りを任せるならここしか無い!と言える優良店です!

着物の仕立て直しにも力を入れており、古い着物を帯やコート・傘に変えてくれるメニューもあるため、古い着物が箪笥に眠っている方は要チェックですよ。

 

丸洗い(ドライクリーニング)なら値段も格安の「アライバ」

アライバは創業55年、全国に20拠点を持つ日本最大級のクリーニング工房が行っている着物クリーニングサービスです。

クリーニング1点 3,980円
クリーニング3点パック
(着物+帯+襦袢)
6,980円
クリーニング+保管1点 4,960円
クリーニング+保管3点パック
(着物+帯+襦袢)
8,960円
クイック納期 +1,000円
汗処理 +2,900円
カビ取り +9,900円
送料 自己負担

アライバの特徴

  • 業界最安値!?専門店なのにリーズナブルにクリーニング可能
  • 最高の環境での保管も受付
  • 年間200,000着もの着物のクリーニング実績有り
  • 汗・ファンデーション・血液など汚れに合わせたオプションが多彩

注目なのは値段のリーズナブルさ

送料や梱包を自分で行う手間こそかかってしまうものの、他の追随を許さない自信を持った低価格が特徴的です。

もちろん「安かろう悪かろう」という訳ではなく、年間200,000着もの着物クリーニング実績があるため仕上がりも安心。

また、リーズナブルな低価格と高品質なクリーニングに加えて他の専門店では中々見ない「保管サービス」があることもアライバの特徴です。

一般的に着物の保管には以下のような状態が理想とされています。

  • 直接日光が当たらず、湿気が少ない場所での保管
  • 着物の保管には桐箪笥が最適
  • 数ヶ月に一度、よく晴れ乾燥した日に、虫干しをする
  • 金や銀の糸、箔や刺繍がある箇所にはあて紙をする
  • 5 枚以上重ねない(タンスにぎゅうぎゅうに詰め込まない)

※参考アライバ公式サイト

いくら大事な着物とはいえここまでの手間をかけられる自信は中々ありません!

しかしアライバなら、次着る機会まで上記した「着物に最適な環境」での保管を請け負ってくれるんです!

保管状況の確認も随時可能な点も安心ですね。

とにかくリーズナブルにクリーニングを済ませたい方、着物の保管場所・環境に困っている方は申し込んで損はない着物クリーニング店です!

 

丸洗い(ウェットクリーニング)なら「キレイナ」

キレイナの公式画像

衣類のプロと呼べる技術者さんたちが集い、「どんな服」にも対応してくれる最高峰の”オーダークリーニング店”が「キレイナ」です。

振袖 15,000円
留袖 15,000円
訪問着 9,000円
袷・単衣 9,000円
襦袢 3,000円
3,000円
子供サイズ 通常料金の半額
送料 無料(12,000円以上)

キレイナの特徴

  • 日本で最も多くの着物クリーニング依頼を受けるディアハートの技術スタッフによるクリーニング
  • どんな衣類にも対応してくれるオーダークリーニング店だから安心して任せられる
  • 1着1着「カルテ」を作成しベストなクリーニング方法を模索してくれる

キレイナは依頼を受けた1着ごとに”どうしてほしいか”しっかり要望を聞き届けてから、その衣類に一番合った洗濯方法で洗ってくれる「洗濯のプロ」集団です。

メンバーはウェディングドレスや婚礼着物のクリーニング・メンテナンス依頼を日本で最も多く受ける「ディアハート」の技術スタッフで構成されており、本来であれば水洗いが難しい着物であっても知識と経験、技術を駆使して水でサッパリ洗い上げてくれるので仕上がりも極上!

デフォルトで水洗いしてくれるため、「汗抜き」といったオプションを申し込む必要もありません

また洗いの他に、シミや黄ばみの除去、色修正、カビ除去といったトラブルを取り除く『服を甦らせる復元術』もキレイナの誇っている特徴の一つ。

ジャケットの黄ばみ除去例

ドライクリーニングを行っているお店と比べると割高に感じるかもしれませんが、汗が着物に染み込んでしまった着物はしっかり落とさないと後々シミ・黄ばみとなって大事な着物を台無しにしてしまいます。

ドライクリーニングを行っているお店でも汗抜き加工は行ってくれますが、全体を水洗いする訳ではないので完全には落としきれていませんし、汗抜き加工自体結構高額オプションです。

デフォルトで「汗抜き」してくれて、着物も長持ちすると考えるとキレイナは一番お得な選択肢かもしれません!

加えて、「キレイナ」は頻繁に割引クーポンが発行されている点も大きな魅力です。

現在は「1,500円OFF」という大きな割引クーポンが発行されているので、お早めにお申込みくださいね。

 

【キャンペーン中】きものtotonoe

きものtotonoeは、年間6万点以上の着物をクリーニングしている実績を持つ着物専門の宅配クリーニング店です。

振袖 7,200円→5,480円
留袖 7,200円→5,480円
訪問着 7,200円→5,480円
小紋・紬 7,200円→5,480円
色無地 7,200円→5,480円
袷・単衣 7,200円→5,480円
半幅帯・角帯 3,700円→3,000円
汗処理 2,100円
送料 行きのみ負担

きものtotonoeの特徴

  • 高難度のシミ抜き・修正・染め替えも担っている
  • 腕利きの職人による丁寧な検品があるから一番最適な仕上がりに
  • 日々のメンテナンスや保管前のケアに◎
  • 現在6万点突破記念で特別価格に!

着物専門のクリーニング店なので、シミや色かけ・ヤケ・ほつれといった着物にかかわるトラブルなら基本的に対応可能であり、他店と比べてコスパも◎なので「迷ったらここ!」という風に任せられる優良店!

分かりやすいメニュー設定なので、「どんなメニューで申し込めばいいのか分からない」といった方から「しっかりお手入れしたい」という方、「最低限のお手入れだけ済ませたい」という方まで幅広く使いやすい点も魅力的です。

送った着物は必ず写真を撮り、メールで確認をしてくれるなど丁寧な対応もおすすめポイントですね!

着用後くたっとしてしまった着物でも専用の蒸気アイロンによりふっくらとした仕上がりになるため、次に着る際の風合いも取り戻せます。

作業のBefore、After写真も公開されているため、仕上がりもイメージしやすい点も安心ですね。

実例

加えて、現在「きものtotonoe」ではお預かり点数6万点突破を記念して特別価格でクリーニング出来るキャンペーンが実施されています。

値下げ価格は圧倒的業界最安値!期間限定なので、早めに申し込むようにしてくださいね。

 

着物の正しい保管方法

着物は「たとう紙」に包んで保管する

クリーニング店から返ってきた着物は、1枚ずつ着物用の「たとう紙」(文庫紙)に包んで保管するようにしましょう。

「たとう紙」に包むと着物の大敵湿気”を防ぎ、汚れやホコリの付着を防止する他シワも付きづらくなるので、使って損はありません。

「たとう紙」は着物を購入した際タダでついてきますし、今は100円ショップでも買えますよ!

安価なものでも大丈夫ですが、1年に1回取り換えるのがベストです!

※「たとう紙」を使う際は薄紙を捨てるようにしましょう。薄紙には糊がついており、虫の大好物となっています。

虫喰い食いを防ぐはずが虫食いを増長させていた、なんて事にならないよう、薄紙は必ず捨てるようにしてくださいね。

風通しの良いところに保管する

先ほども書いた通り、着物の大敵は”湿気”。

どんな大切な着物でも、カビが生えてしまえば着れなくなってしまいます。

そうならないためにも、着物の保管場所は風通しの良いところにしましょう。

理想を言えば桐の箪笥が一番着物を綺麗に保管することができますが、風通しが良ければプラスチックケースなどでも大丈夫です。

乾燥剤・防虫剤は1種類のみ使う

着物を守るために必須なのが乾燥・防虫アイテム。

乾燥剤や防虫剤は併用しても大丈夫ですが、何種類も使用することは避けるようにしましょう。

何種類も使うと防虫剤の成分などが化学反応を起こし、着物を変色させてしまったりシミになってしまう恐れがあります。

乾燥剤・防虫剤を使う時は一種類に絞り、布地に触れないよう箪笥の四隅に置くようにしてくださいね。

浴衣クリーニングの正しい頻度は?

すぐに浴衣クリーニングのおすすめ店を確認したい方はこちら

夏祭りや花火大会といったイベントで活躍する浴衣は、どのタイミングでクリーニングに出すのが正解なのか悩みの種になることも少なくないようです。

確かに浴衣を着る夏祭りや花火大会は一定の期間に集中していることが多いため、仕上がるまでに時間がかかるクリーニングに出すのはちょっと悩みどころですよね。

そこで、「こんな時はクリーニングへ!」といったタイミングについてまとめてみました。

・浴衣を着て汗をたくさんかいた場合

・浴衣に汚れがついてしまった場合

・シーズン終わりの保管前

ぜひ参考にしてみてください。

浴衣を着て汗をたくさんかいた時

浴衣を着て汗をたくさんかいたな、と感じたら、例えシーズンの途中であっても一度クリーニングに出すようにしましょう。

多少の汗であればインナーとして着た襦袢やキャミソールが吸い取ってくれるため、しっかり陰干しして湿気を取ってあげればクリーニングの必要はありません。

しかし浴衣を着るイベントの多くは夏に集中していますし、そもそも浴衣は重ね着する衣類なので着ていると通常より汗をかきやすい状態です。

人は夏の炎天下で10分歩くと約100mlのをかくと言われているので、相当量の汗が浴衣に染み込んでいる訳ですね。

この状態の浴衣を放置するのは絶対NG!

汗をたくさん吸い込んだ浴衣はそのまま放っておくと生地に汗の塩分などが溶け出し、時間経過と共にシミ(黄ばみ)になってしまうんです。

一度出来たシミ(黄ばみ)は頑固ですし、落とすためには「染み抜き」の高難度の技術が求められます。

当然クリーニング店では追加料金が発生する内容なので、そうなる前に「汗をかいたな」と感じた時点でしっかりクリーニングに出すようにしてくださいね。

浴衣に汚れがついてしまった時

屋台で買い食いした焼きそばやたこ焼きのソース・ジュースのこぼし跡に泥汚れと、浴衣は普段気慣れない分動作もぎこちなく、気が付いたら様々な汚れがついていたりするものです。

このような汚れがついてしまった浴衣も、出来るだけ速やかにクリーニングに出してあげるようにしましょう。

特に食べ物のシミは一般的に油溶性の汚れが表面を覆い、その内部に水溶性の汚れ、タンパク質の汚れなどが含まれている状態です。

参考:リネット

これらの汚れは時間経過と共に生地に染み込んでいき、1か月以上放置するとかなり頑固なシミと化してしまうんです!

汚れがシミと化すのは時間との勝負!速やかな判断が重要ですよ!

ココに注意

汚れを発見した際、「早く落とさなきゃ!」とつい焦ってしまいたくなる気持ちも分かりますが、以下の事は絶対にしないようにしてください!

  • 汚れをこすって落とそうとする
  • 石鹸や洗剤を使って水洗いする

汚れを無理にこすってしまうと、浴衣の繊維にそって汚れが広がるだけでなく、奥に汚れを押し込めてしまい逆効果になってしまう恐れがあります。

また石鹸や洗剤を使うと色落ちしてしまう可能性が高く、せっかくの鮮やかな浴衣が台無しとなってしまう恐れがあるため、絶対に使用しないでくださいね。

シーズン終わりの保管前

上でも触れた内容のまとめでもありますが、浴衣は汗や汚れがついたまま放置してしまうと様々なトラブルが発生してしまう衣類です。

シミ・黄ばみ・変色・カビ・異臭など

特にシーズンが終わった後長期保管する際は要注意!

保管するときは問題がないように見えても、残っていた汚れは時間経過とともに頑固なシミや変色を招き、次に取り出してみたらとてもじゃないけど着れない状態に…

といった事例は決して珍しいことでなないんです。

浴衣は「今年はもう着ないな」と判断したら、必ず一度クリーニングに出すようにしてくださいね。

浴衣クリーニングの料金と相場について

それでは浴衣をクリーニングに出すとどれくらいの値段がかかるのか、相場を確認していきましょう。

大手クリーニング店を中心に、専門宅や宅配クリーニング店なども調べてまとめてみました。

店名浴衣染み抜き加工送料
店舗型白洋舎2,500円500~1,000円汗すっきり加工
(+50%料金)
1,600円~
(宅配の場合)
ホワイト急便750~1,200円700~1,600円
ポニークリーニング1,350円1,100円300~500円
宅配型ネクシー1,800円
(1,530円)
850円(660円)無料Wウォッシュ加工
(1,300円)※
1,620円
(3,000円以上で無料)
キレイナ3,000円3,000円1,200円~汗抜き(無料)1,800円
リネット3,100円3,100円無料潔癖加工
(+400円)
会員の場合無料
リナビス1点930円~1,550円無料汗抜き加工
(550円)
無料
DEA(デア)2,500円3,000円(一定)無料汗抜き(無料)無料(12,000円以上)
クレアン4,500円8,000円汗抜き(無料)無料(12,000円以上)

【横スクロール可能】
種類別の料金が見れます。

浴衣

・店舗型=750円~2,500円

・宅配型=930円~4,500円

単純な金額で比べると、大手クリーニング店である「ホワイト急便」や「ポニークリーニング」が安いことが分かりますね。

しかしここで注意しておきたいのが、「染み抜き」や「汗抜き」といったオプションメニューの存在です。

浴衣クリーニングにおすすめの宅配クリーニング

浴衣クリーニングのお店を選ぶ際覚えておきたいのは、お店に「染み抜き」や「汗抜き」のメニューがあるかどうかです。

先程も触れたように、浴衣は汗や食べ物といった汚れをしっかり落としてから保管しないと、取り返しのつかないトラブルに発展してしまう衣類です。

特に汗はしっかり「汗抜き」しないと浴衣が黄ばんで台無しになってしまいますよ!

料金が安いことも大切ですが、保管前のクリーニングなら尚更「染み抜き」や「汗抜き」のオプションメニューが完備されているお店を選ぶようにしてくださいね。

ここからは先ほどのポイントに対応した上で、浴衣も取り扱っている、当サイトおすすめの宅配クリーニング店をご紹介いたします。

リナビス

※タップするとお店の詳細に飛びます。

リナビス

リナビス

リナビスは、衣類のまとめ出しと保管・シミ抜きといった「おせっかい」な8つの無料サービスがポイントの宅配クリーニング店です。

当サイトが独自にとったアンケートでも口コミ・評判の点数が高く、現在おすすめの人気店です。

5点コース 7,750円 1,550円/1点
10点コース 10,700円 1,070円/1点
20点コース 18,600円 930円/1点
汗抜き加工 550円
送料 無料

リナビスの特徴

  • デフォルトでシミ抜き・毛玉取り・抗菌・シワ予防・毛玉防止・静電気防止・柔軟加工がついている
  • 1着930円~で出せるパック料金制がお得
  • 自然乾燥がモットーだから生地が傷まない

リナビスの大きな特徴は、衣類をクリーニングに出すほど1点あたりの料金が安くなる「パック料金」制度が取り入れられていることです。

上限点数

この制度はアイテムの種類に関係なく料金が決まっているため、浴衣やコート、ドレスといった一点あたりのクリーニング料金が高いアイテムを詰めるほどお得になるシステム。

どんな衣類でも1着あたり930円~1,550円となるので、浴衣やコートクリーニングの中では破格のお値段と言えますね!

詰める衣類の点数も5点、10点、20点と少量~大量まで選べるため、ニーズに合わせた「まとめ出し」が可能な点も大きな魅力です。

加えて、リナビスではシミ抜き・毛玉取り・抗菌・シワ予防・毛玉防止・静電気防止・柔軟加工といったサービスがなんとデフォルトで付いているんです!

業界最安値ラインでこの無料サービスのラインナップ、見逃せない高コスパ店でありながら、仕上がりは自然乾燥や手作業をモットーとしておりクオリティも申し分なし。

ちゃんと「汗抜き」加工も付けられるので、他の衣類もまとめて出したい方はぜひ利用してほしい優良店です!

 

ネクシー

ネクシーの公式画像

シミ抜きや毛玉取りといった無料オプションが豊富&仕上がりが良く、コスパも◎な宅配クリーニング店が「ネクシー」です

  通常料金 会員料金
浴衣 1,800円 1,530円
850円 660円
染み抜き 無料 無料
Wウォッシュ加工 1,300円 1,300円
送料 1,620円
(3,500円以上で無料)
1,620円
(3,000円以上で無料)

ネクシーの特徴

  • 高いクリーニング・シミ抜き技術とコスパ◎のお値段
  • リピート会員ならもっとお得にクリーニング&クーポンも豊富
  • らくらくスマホ申し込み&コンビニ発送が便利!

ネクシーの特徴は、手ごろなお値段なのにレベルの高いクリーニング技術と毛取り・毛玉とり・ほつれ直し・ボタン留め・シミ抜きが無料で付く仕上がりの良さにあります。

ネクシークオリティ

特にシミ抜きは着物のシミ抜きの最先端を行く京都のシミ抜き技術を取り入れており、公式サイトでも「どんなシミでも、ちょとでも薄くなれば、落とせるのであれば、ありとあらゆる手を駆使してシミ抜きしています。」と紹介されています。

それだけでなく、ネクシーのクリーニングは洗剤メーカー・資材メーカーなどとタッグを組んでクリーニングの品質改善をしており、全品手仕上げをおこなってくれるハイクオリティもの!

  • 全品手仕上げ
  • 透き通るキレイな溶剤を使用
  • 職人による丁寧な検品
これだけサービスが整っていてこのお値段、見逃せない高コスパ店です!

また、月額料金(324円)がかかってしまいますが、「メンバーズコース」の会員になることで様々な特典が使えることもオススメポイントの一つとなります。

会員特典

  • どんな衣類も会員割引が受けられる
  • 毎回衣類返却時にサプライズクーポンがもらえる!
  • 送料が通常3,500円以上で無料なところ3,000円以上で無料に

1回利用するだけなら必要ないかもしれませんが、リピート利用したり2点以上クリーニングに出す場合は割引された料金で月額料金の元が取れるので、ぜひ活用していきたい制度です!

安くて仕上がりが良く、申し込みもスマホでさくさく済むので「どのクリーニング店に出せばいいのか分からない!」と悩んだらとりあえずここ!とオススメ出来るお店ですよ!

 

浴衣をクリーニングに出す前の注意点

浴衣の帯のクリーニングは?

浴衣の帯もクリーニングに出すことは可能ですが、よっぽど汚れが付いていない限り帯にクリーニングは必要ありません。

そもそも帯は洗濯することを想定されていないため、無理に洗濯したり繰り返しクリーニングに出したりすると色落ちや型崩れする恐れがあります。

帯は着用後、風通しの良い場所で波状になるように干して陰干しし湿気を取ってから保管すれば十分!

クリーニング食べこぼしなどの汚れがついてしまった時のみ出すようにしましょう。

浴衣クリーニングにかかる日数

浴衣クリーニングにかかる日数は、実ははっきり定まっていません。

クリーニングを依頼する業者や混雑状況、素材や汚れの状態によって大きく変動するためです。

電話で問い合わせてみても、「状態を見てみないと分からない」「大体1週間前後」といった回答がほとんどでした。

浴衣のクリーニングは浴衣の状態によってクリーニング工程が大きく変わるので、こればっかりは出してみないと明確な日数は定まらないと覚悟した方が良さそうですね。

目安としてあえて言うなら、店舗持ち込みのクリーニングは「3日~1週間前後」、宅配型のクリーニングは「5日~3週間」といった所でしょうか。

「次に着る予定がもう決まっている!」という方は、無難に近所の店舗型クリーニングを選ぶ方が良さそうです。

生地表面に絞りの凸凹がある絞り浴衣は注意

浴衣の種類の中でも、生地の表面に絞りと呼ばれる凹凸がある「絞り浴衣」は注意が必要です・

絞り浴衣

浴衣はクリーニングに出すと、仕上げにアイロンを使ったプレスを行います。

しかし絞り浴衣にアイロンをかけてしまうと、特徴である凹凸がなくなってしまうんです。

仕上がりトラブルの原因にもなるので、クリーニングを依頼するときは「絞りの浴衣なのでプレス加工やアイロンはしないでほしい」ということを伝えるようにしましょう。

宅配クリーニングの場合は、注文するときや発送するときの申込書などに要望を記載する欄があるのでそこに記載すると安心ですよ。

汚れの状態・ほつれている場所等をチェックする

クリーニング業界のトラブルの中でもで多いのが、「クリーニングに出した後の衣類の状態」。

例えば「こんなほつれあったっけ…?」といったものです。

クリーニングに出す前からあったのか、出してから起こったのか明確に把握するためにも、クリーニングに出す前の衣類の状態は出来るだけ記録に取るようにしましょう。

記録

紛失トラブル防止にもなって一石二鳥ですよ!

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