コラム

タンブラー乾燥とは?毛布は使っちゃだめってホント?マークの意味も調べてみました。

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タンブラー乾燥とは?タンブル乾燥との違いは?

タンブラー乾燥とは、熱風を吹き付けて回転させながら高速乾燥させる乾燥機を指します。

(回転ではなく、ゆりかご動作の場合もあります)

家庭用では、洗濯・乾燥ができる一体型と、独立型の衣類乾燥機があります。最近では、コインランドリーに大型で乾燥力の強いガス乾燥機が増えてきました。

家庭用でも、リンナイの乾太くん(5kgタイプで138,000円)など、リーズナブルなガス乾燥機が登場してきました。

これら乾燥機で衣類を乾かすことを全て「タンブラー乾燥」と言います。なお、タンブル乾燥とタンブラー乾燥は同じ意味です。

タンブラー乾燥のメリットとは?

タンブラー乾燥はなんと言っても、室内で高速に衣類が乾くのがメリット。

雨でも台風でも、天候にお構いなしに洗濯できます。急速に乾かすために、雑菌による生乾き臭も発生しにくいです。

また、外干しで気になる排気ガスの臭いや花粉がつかなくて済むこともメリットと言えるでしょう。

タンブラー乾燥のデメリットとは?

熱風を当てながら回転させるため、少なからず衣類にダメージを与えます。

そのため、気兼ねなくタンブラー乾燥できる衣類はダメージが気にならない下着やパジャマ、タオル、部屋着ぐらいなんですね。

毛布をタンブラー乾燥したいかたも多いと思いますが、大部分の毛布はタンブラー乾燥禁止のマークが付いていることが多いです。

ただし、素材が綿やアクリルなどであれば程度の乾燥には耐えれますので、短時間でささっと乾かすのであれば自己責任の範囲内で問題無いと思います。

また、乾燥機周辺に洗濯物から蒸発した湿気が溜まりやすく、梅雨の時期などはカビ対策が必須になることもデメリットと言えるでしょう。

タンブラー乾燥の洗濯表示マークについて

洗濯表示には、タンブラー乾燥の可否と上限温度が記載されています。

○印に「・・」は、タンブラー乾燥の上限80度、○印に「・」は、温度上限60度、○印に☓はタンブラー乾燥禁止です。

マーク以外に、「タンブラー乾燥はお避けください」「タンブラー乾燥禁止」「DO NOT TUMBLE DRY」などの文言で表示されていることもあります。

【タンブル乾燥記号】
正方形に内接円のある記号は、洗濯処理後のタンブル乾燥処理を表す(図3 及び表3 参照)。ただし、商業クリーニングにおけるタンブル乾燥処理には適用しない。排気の上限設定温度は、表3 に示すとおり、記号内の1 個又は2 個のドットで表示する。※消費者庁より

タンブル乾燥処理の記号

タンブラー乾燥に向いているものは?

タンブラー乾燥を気兼ねなく使えるのは、ズバリ「ダメージが気にならない衣類」です。

タオル、綿の下着、トランクス、パジャマ、部屋着など。一般の服で、唯一タンブラー乾燥に向いているのはダウンジャケットです。

ダウンジャケットは家庭での洗濯が難しい服ですが、雨や雪で内部まで濡れてしまったときはタンブラー乾燥との相性が最高。

熱風を当てながら、回転させて内部の羽毛をほぐしつつ乾かすことで、ジャケットがフンワリ仕上がります。

タンブラー乾燥機の利用のコツは?

乾燥中の服へのダメージを考えると、洗濯ネットに入れたまま乾かしたくなりますが、服はネットから取り出しましょう。

ネットに入れたままだと、服の乾き方にムラができる可能性があります。

衣服をなるべく傷めないためには、服を裏返しにする、ボタンをなるべく留める、パーカーの紐などはなるべく結ぶなど、回転乾燥時にほかの衣類に巻き込まれないようにしておくと良いでしょう。

タンブラー乾燥ができない素材・アイテムとは?

タンブラー乾燥ができないとされています。絶対に出来ないわけではないでしょうが、傷めたり縮んだりする可能性があるので、注意してください。

(①) 正絹の着物

繊細な生地のため、摩擦による毛羽立ち(ホコリがついたように白っぽくなる)や目寄り(織糸がズレる)が起こったり、熱によって色あせしたりします。

たんぱく質で組成されているため、熱で変質しやすいんですね。

基本的に、和装一般と小物類はタンブラー乾燥できないと考えて良いでしょう。

(②)デニムのジーンズ

ジーンズの縮みは、乾燥機というよりは、水洗いの段階で起こります。タンブラー乾燥で心配なのは色落ちとシワです。

乾燥機で「絞られたようなシワ」が、つくとなかなか取れません。また、不自然な色落ちをして目立ってしまうこともあります。

また、女性用のストレッチパンツなど、ポリウレタンを使用している素材は、乾燥時の熱風に弱く、縮みが大きいです。

(③)ウール、カシミヤ

洗濯後、急速に乾かすことで大きく縮みます。

また、摩擦で繊維がフィブリル化(毛羽立ち)して、毛玉ができやすいです。

摩擦を与え続けると、繊維同士が固まってフェルト化し、繊維全体が固くなって元に戻らなくなるので注意しましょう。

(④)化学繊維全般

ナイロンやアクリル、ポリウレタンなど化学繊維全般は、基本的に熱に弱いです。

比較的熱に強いとされているポリエステルでさえも「タンブラー乾燥禁止」と洗濯タグに表示されていることがあるほどです。

女性用の下着やストッキングには、伸縮性を上げるために熱に弱いポリウレタンやゴムが多用されています。

泡ウレタン(スポンジ)、ポリプロピレン繊維、樹脂(セルロール)、手芸のボンド使用の服は、乾燥時に油の酸化熱で自然発火の可能性があるため、特に注意しましょう。

(⑤)生地の編み目が荒いセーターやカーディガン

ざっくり編みのセーターやカーディガンなどは、濡れた状態で熱を加えると、乾く過程で繊維間が大きく縮みます。

ニット系全般は、タンブラー乾燥を避けるのが良いでしょう。

(⑥)飾りのついた衣類

飾りボタンやワッペン、ビジューやスパンコールなどはタンブラー乾燥の回転で取れてしまうことがあります。

熱に弱いプリントロゴ入りの服にも要注意。ひび割れやすくなります。レースや刺繍などがある場合も傷みやすいです。

女性用の下着など、フックや金具がついているものは回転している間に他の衣服に引っかかる可能性があります。

タンブラー乾燥禁止の場合はどうすればいいの?

自然乾燥

天日干しや陰干しで乾燥させます。時間はかかりますが、衣服へのダメージも少ないのがメリットです。

ハンガーの跡がガッチリつかないように平干ししたり、天日干しで色あせしないよう裏返しに干すなど工夫が必要なこともあります。

浴室乾燥機・静止乾燥機

服を回転させない、静止乾燥機(BOX乾燥機)は、服をハンガーなどにかけたまま乾燥させることができます。

最近では、マンションのバスルームに静止乾燥機の機能を持たせる住宅も登場してきていて、浴室乾燥機も身近なものになってきましたね。

乾燥機の場所を確保しなくて良い上、バスルームの換気装置を流用して湿気を逃がせるので使い勝手が良いです。

ガス式のタンブラー乾燥機が5kgの洗濯を50分で乾燥するのに対し、電気式の浴室乾燥機は乾燥まで約180分程度かかります。

ダメージを受けた服のケア方法は?

タンブラー乾燥をした際に、服が縮んだり崩れたりすることも。そんな時のケア方法をいくつかまとめてみました。

縮んでしまった場合のケア方法

伸びやすい素材の場合は、再度手洗い洗濯して柔軟剤を入れ、吊り干しして伸ばすという手もあります。

ある程度縮みが戻ったら、アイロンのスチームをあてなら、根気よく伸ばしましょう。なお、スチームはプレスせずに浮かし掛けするようにしましょう。着られるくらいには戻るかも知れません。

フェルト化したウールなど、一度縮んだら絶対に戻らない服もあります。

型くずれしてしまった場合のケア方法

シワだらけになったり、ガタガタ、デコボコに型くずれした場合は、乾いた状態でアイロンをあてても形が戻りません。

いったん手洗いしなおして、平干しで干すことで、服によっては型くずれが回復することもあります。

型くずれの度合いによっては、プロのクリーニング店に依頼するのが無難です。

クリーニング店のタンブラー乾燥はどうなの?

洗濯表示のタンブル乾燥禁止は「ただし、商業クリーニングにおけるタンブル乾燥処理には適用しない。」とあります。

実は、クリーニング店ではドライクリーニングの過程で、石油系溶剤を飛ばすためにタンブル乾燥をおこなうんですね。

家庭用やコインランドリーの乾燥機と違って、クリーニング店のタンブラー乾燥機はきめ細かい設定が可能。場合によっては手動運転ができるプロ仕様です。

プロが素材の混紡率などを考慮した上で、乾燥の温度と時間を調整しながらタンブル乾燥をおこないます。

また、クリーニング店では半乾き状態まではタンブル乾燥して石油溶剤を飛ばし、仕上げは乾燥機でハンガーに掛け、乾燥室や静止乾燥機で乾かすのだそう。

この状態でクリーニング店独特の圧倒的な蒸気を使ったスチームアイロンでシワや型崩れを直して行くんですね。

これだけ大掛かりな設備とプロの技で服を仕上げてもらうことを考えれば、少々お高めのクリーニング料金も納得…かも知れません。

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