クリーニング豆知識

タグはクリーニングでどんな意味があるの?タグの見方や外し方をご紹介!

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タグの意味

洋服を購入すると必ずついてくるのがタグです。着用しているときに煩わしいからと切ってしまう人もいます。ですが、ちょっと待ってください。

実はクリーニングをするときに、タグは重要な意味があるのです。タグにはブランド名の他にも、素材や洗濯表示も記載されているのです。

クリーニング店は顧客から洗濯物を受け取ったときに、まずタグを確認して、商品の素材や加工を知り、洗濯の方法を理解するのです。

クリーニング店では、受付で洗濯物を受け取ってから工場でスタッフが丁寧に汚れを落とします。ですが、どんな汚れでも落とせるという訳ではないのです。

素材がわからなければ、洗濯方法もわからないのです。特に化学繊維の場合は触っただけでポリエステルなのか、レーヨンなのかはわかりません。

万が一、間違えた洗濯方法や染み抜きをしてしまうと色が変わってしまったり、衣類に穴を開けてしまう原因にもなるのです。

そのため、クリーニング店の中には、タグがない衣類の預かりを断ることもあるのです。汚れを綺麗に落とすためにも、衣類を購入したときにはタグは切らないことが大切です。

もし、誤ってタグを外してしまったというときには、ブランドやメーカーがわかれば、問い合わせることでタグに記載されている内容を教えてもらえることもあるので、クリーニングに出す前に確認をしておくのも良いでしょう。

タグの見方

タグには、品質表示や取り扱い、条件や特記事項が書かれています。この表示内容を確認することによって自宅で洗濯できるのか、クリーニング店に出した方が良いのかがわかります。

タグに洗濯機のイラストが書かれている場合は、自宅の洗濯機でも洗濯可能だということを教えてくれています。

また、タライに大きなバッテンが描かれている場合は、自宅での洗濯が不可能だということを表します。

必ずクリーニング店で汚れを落としてもらうようにしましょう。このときに勘違いしがちなのが、ドライと記載がある時です。

洗濯機のドライコースだと考えてしまう人もいますが、それは違います。ドライの文字があるときは、ドライ用の特殊な溶剤を使う方法で、自宅で洗濯するのは難しいので、クリーニング店にお願いするのが良いでしょう。

2016年の12月にドライの表示はP、Fと新しくなったので、間違えないようにしましょう。

そして、頑固な汚れに困ったときには漂白剤を使用するという人もいるでしょう。

そのときには、タグに書かれているフラスコのマークを確認しましょう。漂白剤を使用するときに注意が必要なときには、エソンサラシと記入があります。エソンサラシと書かれている場合は、塩素系の漂白剤を使用することができます。

そして、注意しなくてはいけないのが、三角にバッテンのマークがついているときです。このマークが書かれているときには漂白剤そのものが禁止です。

染みを落としたいときにはクリーニング店に相談することが望ましいです。その他にも、タグにはアイロンや干し方についての指示も書かれています。

特に、アイロンの項目ではアイロンのイラストに大きなバッテンがついていることがあります。このマークがある衣類は、アイロン仕上げが禁止されていることを意味します。このマークがある衣類のシワが気になるときには、クリーニング店に相談してみるのが良いでしょう。

クリーニング店のタグ

クリーニング店に衣類を出したとき、必ず紙製のタグがついて帰ってきます。クリーニング店が、預かった衣類にタグをつける理由の1つは、どの顧客の衣類なのかを仕分けるためです。

衣類には直接顧客の名前が書けるわけではないので、タグが必要なのです。そして、このタグは衣類を預けたらすぐにつけられ、洗濯や乾燥、仕上げのときにも外されることはありません。

耐水性の紙で作られていて、水に濡れてもボロボロになることはありませんし、濡れて色移りするということもありません。そして、もう1つの理由は工場へ衣類の状態を伝えるためです。

タグには顧客からの依頼が細かく書かれています。染みがある場所や加工方法などが書かれているので、工場では衣類を受け取っただけでどのようなクリーニングをすれば良いのかがわかるのです。

そして、このタグは顧客にとっても大切な物なのです。クリーニング店から預けた衣類が戻ってきたときに、タグをすぐに外してしまうという人もいるでしょう。ですが、タグを捨てる前に1度確認してみることが必要です。

クリーニング店に染み抜きを依頼した場合、必ずしもすべての汚れが綺麗に落ちているとは限りません。

中には見落とされてしまい、汚れがそのまま残っているというケースも考えられるのです。そのときにクリーニング店に問い合わせても、タグを取ってしまうと、クリーニング店としても判断をつけることが難しくなります。

毎日のようにたくさんの衣類を預かるクリーニング店では、どの衣類をどのような理由で預かったのかがわからなくなります。

クリーニング店から衣類が戻ってきたときには、衣類を1度チェックをして、満足がいく仕上がりになっていると確認してからタグを外すようにしましょう。

タグがあることで、クリーニング店も記録と照合することができます。できれば外した後も数日は保管しておくことが望ましいでしょう。

クリーニングのタグの外し方

戻ってきた衣類からクリーニング店のタグを外そうとしても、なかなかスムーズに外せなくてイライラしたという人もいるのではないでしょうか。

たいていのクリーニング店ではホチキスを使用しているので、ホチキスリムーバーを使って取るのが望ましいですが、それでも綺麗に外すことが難しい場合があります。

ホチキスリムーバーは、書類についているホチキスを外すときには便利ですが、洋服だと難しいこともあります。

そんなときには、ラジオペンチのような細いペンチを用意しましょう。そして、タグの裏側からホチキスの針を起こします。そして、可能ならばそのまま起こした針を折り曲げて折ってしまいましょう。

裏側の針を先に折ったことで、表側から針が外しやすくなっています。表側から強引にホチキスを抜こうとすると、タグの穴が大きくなってしまいますが、静かに裏側から外すことで、タグの穴が広がることを防げるのです。

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